銀行の基礎知識

外貨預金・外貨定期預金

外貨預金・外貨定期預金とはその名前のとおり外貨(日本円以外の通貨)で預金をすることです。外貨預金は円でいう普通預金、外貨定期預金は円でいう定期預金に相当します。預金金利は原則としてそれぞれの国の通貨の金利に連動します。たとえば、米ドルであれば、アメリカの金利水準に連動することになります。

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外貨預金・外貨定期預金のしくみと特徴

外貨預金・外貨定期預金は、銀行が提供する預金の中では珍しく「元本を下回る」というリスクのある商品です。基本的に銀行預金は元本保証です。100万円を預金すればどうあっても原則として100万円を下回ることはありません。外貨預金も預金ですから、元本保証商品です。しかし、保証されているのは外貨ベースでの元本です。

たとえば、1ドル=100円の為替レートで100万円分の米ドル外貨預金をしたとします。つまり、1万ドルの外貨預金です。この場合、1万ドルという外貨預金(外貨定期預金)額については保証されます。しかし、1万ドルというドルベースでの元本は保証されても、円という通貨ベースでは保証されていません。

たとえば、満期時の為替レートが1ドル=90円の場合、満期時の元本は90万円となります(預金時は100万円)。このように、外貨預金・外貨定期預金については、外貨ベースでの元本は保証されるものの、円ベースでは保証されないため、元本部分で変動が起こる預金です。先ほどは、円高となり、損をするケースを説明しましたが、逆に、1ドル=110円となり、元本が100万円から110万円と差益を得る可能性もあるわけです。

外貨預金の特別金利(キャンペーン金利)には注意

外貨預金をするとき、今なら通常金利から大幅アップなどの文言と共に、通常の預金金利が1.5%のある外貨預金が、金利が5%にアップなどというセールスが行われることがあります。しかし、これには注意が必要です。多くの場合、キャンペーン金利の適用期間は3ヶ月程度の短期間です。その後は通常金利である1.5%に戻ります。それでは、このキャンペーン金利が適用されることで、どの程度の影響があるのかを考えましょう。たとえば、100万円分外貨預金するとします。
この場合、年5%なら、たしかに金利は5万円もらえます。しかし、この期間はたったの3ヶ月なので、金利として受け取れるのは、12,500円(3ヶ月)です。その後は年1.5%の通常金利となりますので、11,250円(9ヶ月分)、年間では23,750円の金利となり、年利換算では2.375%という金利にしかならないのです。
期間限定の金利アップはたしかに有利にはなりますが、表面上の金利にだけだまされることがないように注意しましょう。

ペイオフについて

外貨預金・外貨定期預金は預金保護法における保護の対象外です。万が一外貨預金を預金している銀行が破綻した場合、う預金している預金は保護されないので、預けているお金が帰ってこないこともあります。外貨預金をする場合はしっかりと預金する銀行の健全性も精査するようにしましょう。