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銀行の基礎知識

銀行預金の種類とそれぞれの特徴、長所・短所

銀行取引において最も基本的な商品である「預金」ですが、実際にこの預金について銀行は様々な種類の預金を用意しています。ここでは、様々な預金についてそれぞれの仕組みやリスクなどについて分かりやすく説明していきます。

それぞれの預金ごとに「特性」「向いてる使い道」などがありますので、しっかりと勉強して賢く預金していきましょう。

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銀行預金の種類と特徴を知ろう

銀行にお金を預けることを「預金」といいますが、一口に預金といっても色々な預金商品が銀行によって用意されています。ここでは、銀行が提供している各種預金商品の種類やその特徴などをできるわだけわかりやすくまとめていきます。

下記は一般的に銀行やネットバンクなどで取り扱われている銀行預金の一覧です。それぞれの特徴を理解して預金するようにしましょう。

預金の種類 預金の基本的特徴、長所と短所
普通預金

銀行におけるもっとも一般的な預金商品です。普通預金はいつでも自由に引き出し、預け入れ(預金)が可能な金融商品で、元本保証商品です。預金していることで利息(利子)はつきますが、その率は預金の中では当座預金を除きもっとも低いです。通常は決済性の預金として扱われます。

長所:すぐに下ろせる。ATMからおろせる。
短所:金利が安い

当座預金

当座預金とは、最も決済性の高い預金です。一般には企業用の預金として使われており、小切手・手形の決済用預金として利用されます。元本保証商品です。利息は完全に無利息ですが、銀行が破綻した場合でもペイオフの対象外となり、その全額が保護されます。

長所:すぐに下ろせる。ペイオフの対象外(全額保護される)
短所:金利がゼロ

決済用普通預金・無利息型普通預金

当座預金の個人版です。2005年にペイオフの本格解禁によって、普通預金の元本保証の範囲が1000万円とその利息までに制限されたことを受け、全額保護の対象である「決済性預金」としての特徴を満たした預金となります。

長所:ペイオフの対象外(全額保証)
短所:無利息

定期預金

定期預金とは、一定期間払い戻しをしないことを条件に、普通預金よりも高い金利を得ることができる預金です。定期預金は預金時に定めた期間は原則として解約できません。期間中に解約する場合は、通常普通預金の金利よりも安いペナルティ金利が適用されますが、元本を下回ることはありません。

長所:金利が普通預金と比べると高い
短所:所定の期間(満期まで)は解約できない

ネット定期

オンラインバンキング(ネットバンキング)の専用定期預金。一部の銀行が用意しているケースがあります。店頭受付の定期預金金利よりも優遇された金利が設定されていることが多いです。インターネット以外の申し込みはできないのが通常。

長所:店頭(窓口)やATMで申し込みをする定期預金よりも金利が高め
短所:申し込みはインターネットのみ

積立預金(積立定期預金)

毎月一定額を普通預金口座から天引きして定期預金に自動的に預け入れるというタイプの預金です。預金としては「定期預金」なのですが、毎月自動的に作られていきます。貯金したいとは思っているけど、口座に現金があると使ってしまうという方にお勧めで、これから貯金を始めるという方にはピッタリの定期預金商品となっています。

長所:天引きで貯金を無理のないペースで始めることができる
短所:申込が面倒(店頭での申込が基本)

おまけ付き定期預金

一部の銀行が提供しています。商品性としては定期預金と同じなのですが、「宝くじ」「地域の特産品」「商品券などが抽選で当たる」「航空会社のマイレージが貯まる」といったように何かしらのオマケが付いた定期預金です。預金金利が低い昨今ですが、こうしたおまけつきの商品も魅力かもしれません。
余談ですが、某銀行の宝くじ付きの定期預金で1等(7億円)の当選が出たということでちょっとした話題になりましたね。

外貨預金
外貨定期預金

外貨預金・外貨定期預金とはその名前のとおり外貨(日本円以外の通貨)で預金をすることです。外貨預金は円でいう普通預金、外貨定期預金は円でいう定期預金に相当します。預金金利は原則としてそれぞれの国の通貨の金利に連動します。たとえば、米ドルであれば、アメリカの金利水準に連動することになります。

長所:外貨として運用できる、為替差益が得られるかも
短所:為替リスクがある(元本割れの恐れも)

定額貯金

定額貯金は「ゆうちょ銀行」で募集してる預金(貯金)の一種です。最長10年満期の預金(貯金)で、特徴的なのは半年間は解約できないものの、それ以後ならいつでも解約できるというものです。半年は使わないけど、それ以後はいつでもペナルティなしに解約ができるため流動性に優れる預金です。

長所:金利が普通貯金より高く、半年経てばいつでも解約できる
短所:半年間は解約できない

仕組み預金

仕組み預金(しくみよきん)とは、特別なデリバティブ(オプション)を付与した預金です。一般に通常の預金よりも高い金利を受け取ることができますが、その分他の預金と比較してリスクを抱えるほか、満期まで基本的に解約できないというリスクを抱えます。預金と名がついていますが、高リスク商品であることもあるのでしっかりと検討しましょう。
仕組み預金と普通の預金とで違うこと
満期特約型仕組み預金(マルチコーラブル預金)
元本通貨変動型仕組み預金

長所:場合によっては高いリターンが得られる
短所:商品によって元本割れリスクや絶対に解約できない期間があったりする

 

 

 

その他銀行預金について知っておきたい基礎知識

銀行預金を利用する上で抑えておきたい基本を紹介します。

元本保証の意味

銀行預金は「元本保証」と書かれますが、実際にこれにどういう意味があるのかをご存じでしょうか?ここでは、元本保証という言葉にどんな意味があるのか?また、どう考えるべきなのかをまとめます。
>>そもそも「元本保証」ってどういう意味?

銀行倒産時のリスクに備える預金保険とペイオフ

銀行に万が一のことがあった場合には「預金保険(ペイオフ)」という仕組みによって預金者の預金が保護されます。ここではそのペイオフの仕組みや、覚えておきたいポイントなどをまとめます
>>銀行倒産のリスクに備える「預金保険」と「ペイオフ」

預金と貯金の違い

預金と貯金の違いって何だかよく分かりません。基本的には銀行に預けられたお金は「預金」とされる一方で、郵便局、農協、漁協などにお金を預けた場合を「貯金」と呼びます。ここでは、もっと突っ込んで預金と貯金についてそれぞれの違いを検証していきます。
>>預金と貯金の違い

 

 

銀行預金以外の貯蓄系の金融商品の紹介と比較

銀行以外でも貯蓄系の金融商品があります。ここではそうした金融商品と上記で紹介してきた各種預金商品との違いを分かりやすく比較していきます。
預金に近い金融商品としては証券会社で扱っている「MRF」や「MMF」などが性質的には似ています。また、元本保証という商品性でいえば国債(国が発行する債券)の一種である個人向け国債も元本を国が保障する商品となっています。

預金をする場合はこうした商品との比較も大きな検討材料になるのではないかと思います。

預金とMRF(MMF)を比較

銀行における預金と比較される商品として証券会社のMRF(MMF)と呼ばれる商品があります。ここでは、銀行預金とMRF(MMF)についてそれぞれの違いを分かりやすく比較していきます。
>>預金とMRF(MMF)を比較

定期預金と個人向け国債を比較

個人向け国債は債券の一種ですが、発行しているのが国なので安全性・信頼性という面では極めて高い商品です。ここでは、国債投資(個人向け国債)と預金の違いやそれぞれのメリット、デメリットなどを比較していきます。
>>定期預金と個人向け国債を比較

 

 

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