定期預金にも固定金利型と変動金利型がある
定期預金は、預入期間を決めて利用する預金です。固定金利型は預入時の利率が満期まで適用され、変動金利型では一定期間ごとに適用利率が変わります。商品名だけで全てが固定金利と判断しないようにしましょう。
単利・複利、利払日、税引前の年率、実際の手取り額も確認します。「3年以上なら必ず複利」と期間だけで判断せず、利用する商品の説明に沿って受取額を比べてください。
使う予定の日より前に満期が来る期間から選ぶ
1年後の学費、半年後の引越しなど、使う時期が分かっている場合は、その前に満期が来る期間から候補を選びます。急な支出に備える資金まで、長期の商品へまとめないようにしましょう。
例えば100万円を30万円・30万円・40万円に分ける方法なら、急に30万円が必要になったときに全額を解約せずに済む可能性があります。ただし最低預入額、複数口の対応、商品ごとの解約条件を満たすかが前提です。口数が増えると、満期日や継続設定を管理する手間も増えます。
年1%の半年商品と年1.2%の3年商品は、資金を使えない期間が違います。仮にこれらの年率で比べる場合も、満期までの税引前利息と使う予定を両方並べます。短い商品を繰り返す場合は、次の預入時の率が未定である点も考えてください。
中途解約は「できるか」と「いくら戻るか」を確認する
中途解約の可否、申込経路、適用利率、手続にかかる時間は個別契約で確認します。仕組預金など特約のある商品を、通常の定期預金と混同しないでください。
- どの事情で解約できるか、一部だけ払戻せるか
- 実際の預入期間に対する中途解約利率と計算方法
- 既に受け取った利息がどう精算されるか
- 払戻しの入金先と、資金を使えるようになる時期
「約定利率に掛ける割合」は、預金の年利そのものではありません。計算に使う係数と、計算後の中途解約利率を区別し、満期利率のまま受取利息を見積もらないようにしてください。
自動継続は、次の預入れの条件まで確認する
初回だけ優遇される商品では、満期後も同じ率になるとは限りません。元利継続は利息も含めて再び預ける方法、元金継続は元金を再び預ける方法です。継続しない場合の払戻先と、設定を変更できる期限も確かめましょう。
| 時点 | 決めること | 避けたい状況 |
|---|---|---|
| 申込時 | 使う時期・預入額・期間 | 生活費まで長期に預ける |
| 満期前 | 継続か払戻しか、次の利率 | 初回優遇がそのまま続くと思う |
| 途中で必要になった時 | 解約可否・解約利率・入金時期 | 満期利率で受取額を見積もる |
満期日と変更期限を、支払予定と一緒に記録しておくと確認しやすくなります。使う予定が近いお金は、自動継続の設定だけで放置しないでください。
預金保険の対象と、引き出せないリスクは別に確認する
個別商品の保護区分を公式資料で確認し、同一金融機関にある他の預金との合算も整理します。保護制度があることと、必要な日に引き出せることは別です。インフレや利用費用、手続にかかる時間も含め、預けたお金をどう使うかを考えましょう。
仕組預金には一般の定期預金と異なる特約があります。商品ごとの払戻通貨、満期の決まり方、中途解約時の損失、保護対象の範囲を確認し、名称に「預金」とあることだけで通常の円定期預金と同じだとは考えないでください。